研究発表(電子情報通信学会CQ研究会 2022年3月)

3月9日から11日にかけてオンラインで開催されました電子情報通信学会CQ研究会に参加し,山本研M2の髙谷君,B4の大谷君,松尾君が研究発表を行いました.発表題目はそれぞれ「マルチチャネル車内無線通信における通信資源配分手法」,「IoTデバイスに適用可能な能動的侵入検知手法」,「Opportunistic Routingにおける蟻コロニー最適化に基づく負荷分散手法」です.
髙谷君の研究では,自動車内の通信を無線化する際に問題となる資源の適正配分に対して同一空間に複数ネットワークを構築することで適切な資源配分を可能にする手法を提案し,シミュレーションによる評価によって有用性を確認した結果の発表を行いました.
大谷君の研究では,近年急速に普及が進んでいるIoT機器において,脅威が顕在化している攻撃を早期に検知するため,従来のパッシブな異常検知ではなく,アクティブに検知をする手法を提案し,実機実験によってその性能を評価した結果の発表を行いました.
松尾君の研究では,無線アドホックネットワークにおけるルーチング手法であるOpportunistic Routingにおいて,資源の過剰消費を抑制する転送領域制限と特定端末への負荷集中を回避する制御を同時に実現可能な手法を提案し,シミュレーションによってその性能を検証した結果を発表しました.